マイホームを購入するときには、金融機関で住宅ローンを組む人は多くいます。
その際に一般的に金融機関が提供する団体信用生命保険(以下、団信)への加入が条件になっています。
団信とは?
団信とは、住宅ローンを借りた人を被保険者とする生命保険です。
万が一、返済期間中に死亡したり、高度障害を負った場合に、この保険金でローンの残りを完済することができます。
障害を負って働けなくなった借り手や、残された家族がマイホームを失うことなく、住み続けることができるのです。
団信の多様化が進んでいる
以前は、死亡や高度障害になった場合だけが、保障の対象でしたが、現在では団信の多様化が進んでいます。
ガンや三大疾病などの保障を特約で付けることができる団信が増えています。
そのため、住宅ローンを組む際に、どんな団信に加入するかもローンを選択する上で重要になってきているといえるでしょう。
例えば、ガンになることが心配なら、ガン保障がついた団信を提供している金融機関の住宅ローンを選ぶ、などです。
団信の保険料は金利に含まれる
一般的には、団信の保険料は、住宅ローンの金利に含まれています。
もし、特約を付けるなら、さらに金利に上乗せして支払うことになります。
一部のネット銀行や地方銀行では、特約を付けても金利上乗せがないこともありますが、多くは0.4%程度までの上乗せがあります。
仮に「疾病保障付き住宅ローン」を3,000万円、返済期間30年、保障分を0.3%上乗せして固定金利1.3%で借りた場合、総返済額は約3,624万円で、このうちの約150万円が特約の保険料となる計算です。
ソニー銀行の住宅ローン
ソニー銀行の住宅ローンでは、一般の団信のほか、3大疾病保障特約、ワイド団信があります。
3大疾病保障特約の団信なら、ガン、急性心筋梗塞、脳卒中にかかり、所定の状態になった場合に保険金が支払われます。
保障内容を考えよう
住宅の購入後、月々のローンの返済が始まります。
そのタイミングは、家計を見直し、家族にとって必要な保障内容を考えるタイミングでもあります。
どの程度の保障が必要となるのか、団信も含めて検討するとよいでしょう。