It's マネーハック !

日本人はお金の知識(ファイナンシャルリテラシー)がないと言われます。確かに、経済学部を卒業し、証券会社で働きながら、独自に保険や不動産投資を研究してきた私の目から見るとあまりに周りの人たちのお金の知識がないことに驚きます。一方で、そんな人たちは、ホントはお金の知識を身に着けたいと言います。でも、どう学べばいいかわからないと…。そんな人たちのために、さまざまな切り口でお金の知識を提供し、少しでも賢くお得に生きてもらおうというのがこのブログの目的です。

分散投資のススメ

f:id:barkaz6212:20170523155402j:plain

分散投資は投資の基本

現在のような低金利のもとでは、貯金をしてもお金は一向に増えません。
ただ、投資となると相場の上げ下げがあり、なかなか投資への覚悟を決められないという人もたくさんいます。
そんな方のために、投資の基本である分散について解説したいと思います。

「卵を1つのカゴに盛るな」という格言があります。
これは、いくつかのカゴに卵を分けて入れておけば、たとえカゴの1つを落としても他のカゴの卵は無傷ですむという意味です。
これを投資で言うと、1つの投資先に集中せず、いろいろな投資先に分散しましょうという意味です。

では、投資する場合には、何をどのように分散すればよいのでしょうか。
投資には損をする可能性がある一方で、期待以上に利益を得られる可能性もあります。
ノーリスク、ノーリターンと言われるように、投資にはリスクに対して賭けにでるというイメージがあるかもしれません。
しかし、本来、投資の基本はリスク分散です。
そして、リスクを単に減らすだけでなく、同じリスクでもより高いリターンを上げることです。
より高いリターンを上げるとは、投資効率を上げることに他なりません。

リスクとは

投資の世界におけるリスクは、日常で使う「危険性」という意味ではありません。
投資のリスクの大小は、リターンの変動の度合いを意味します。
投資リスクは、値動きのあるものすべてに存在しますが、投資リスクは分散投資によってある程度管理ができます。
そのため、投資リスクを恐れる必要はありません。

3つの分散

上記の通り、分散とは単にリスクを減らすことではなく、同じリスクでより高いリターンを上げることを意味します。
投資リスクの分散にはおおまかに言うと次の3つがあります。

  • 銘柄
  • 資産
  • 時間

銘柄による分散

まとまった資金で投資する場合、1つの銘柄に全額をつぎ込むのではなく、異なる値動きをする複数の銘柄を組み合わせて投資するようにしましょう。
そうすることで、保有資産のリスクが低減します。
銘柄数は増えれば増えるほど、リスクは低下します。

この考え方が、インデッックス運用が低リスクと言われる理由です。
つまり、単一市場で全銘柄に投資することで、個別銘柄リスクが最小化されるのです。

資産による分散

資産による分散とは、株式、債券、不動産投資信託REIT)、コモディティなど異なる種類の資産に分散投資することです。
また、各資産ごとに地域を分散ることもできます。
例えば、米国、日本、欧州、アジアといった国、地域です。

バランス型の投資信託の多くは、資産分散効果の最大化を狙った商品設計となっています。

時間による分散

時間による分散は、時間をわけて投資することです。
予知能力でもない限り、値動きのある投資商品を底値で買って、高値で売り抜けることを続けられる投資家はいません。
中長期的に安いと思われる時期に買うことは重要ですが、一時点の価格で売買するのではなく、何日か、または同じ日でもいくつかの時点にわけるとリスクを低下することができます。

個人の方がすぐに実践できるのが、この時間による分散でしょう。
つまり、積立投資です。
定期的に決まった金額で、同じ金融商品を買い続けると、価格が安いときには多くの数量を買うことができ、価格が高いときには購入できる数量は減ります。
これによって、平均購入単価を抑えることができるので、時間分散によるメリットを享受することができます。