ETFとは?
ETFとは、上場投資信託のことで、英語では Exchange Traded Fund と言い、その頭文字をとって、ETFです。
ETFには、日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)などの株価指数に連動するように運用されます。
また、株価の指数だけでなく、債券やコモディティの指数に連動するタイプのものもあります。
ETFは取引期間中に何度も売買できる
ETFは取引所に上場しているので、個別株のように価格が変動して、取引時間中は何度も売買できます。
同じような指数に連動する上場していない投資信託もありますが、そのような上場していない投資信託に比べて、運用コストは相対的に低く、米国などではETFは非常に人気があります。
ETFの仕組み
証券会社などが市場で買い付けたETFを運用会社に持ち込めば、組み込んでいる現物株に交換してもらえます。
逆に、現物株を買い集めて、運用会社にETFを組成してもらうことも可能です。
ETFに買いが集まって、株価指数よりも割高になると、現物株を買って、ETFに交換・売却する裁定取引が増えます。
需給が緩んで、ETFの価格が下がり、株価指数にさや寄せされていきます。
この過程で、ETFの口数は増加します。
日銀によるETFの買い入れ
日銀が買い入れる場合には、市場で流通しているETFから取得していきます。
ETFが割高になれば、裁定取引を誘発して、新規に組成されるため、口数不足で買い入れが難しくなるケースは考えにくいと言えます。