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日本人はお金の知識(ファイナンシャルリテラシー)がないと言われます。確かに、経済学部を卒業し、証券会社で働きながら、独自に保険や不動産投資を研究してきた私の目から見るとあまりに周りの人たちのお金の知識がないことに驚きます。一方で、そんな人たちは、ホントはお金の知識を身に着けたいと言います。でも、どう学べばいいかわからないと…。そんな人たちのために、さまざまな切り口でお金の知識を提供し、少しでも賢くお得に生きてもらおうというのがこのブログの目的です。

株主還元とは?配当や自社株買いの仕組みを解説!

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株主還元とは?

株主還元とは、企業が配当などで株主に報いることです。
株主還元の原資は、その期に稼いだ利益だけでなく、過去の利益の蓄積も原資となります。
株主還元は、現金を支払う配当と、企業が株式を買い戻す自社株買いの2つが主です。

 

配当は成熟企業で手厚くなる

成長段階にある企業なら設備投資などに重点的に資金を回すことが合理的な戦略とされます。
一方で、成熟段階に入り、急成長が見込みにくくなった企業では、株主還元を充実したほうが企業価値は高めやすくなります。
余剰資金が無駄に膨れ上がるのを避けることができ、また、ROE自己資本利益率)の改善にもつながります。

自社株買いについて

自社株買いが還元策となるのは、株式を買い戻す際にその対価として現金を株主に支払う上、市場で流通する株式を減らして1株あたりの価値を高める効果もあるためです。

日本企業の株主還元

日本企業は2016年度に最高益を更新して、株主還元である配当と自社株買いの水準は増え続けています。
配当と自社株買いを合わせた2016年度の総還元性向は48.3%と長い目で見れば改善しています。

ただし、欧米には総還元性向が100%前後に達する企業も少なくありません。
個別企業ごとの違いはあるものの、日本企業全体で見れば、株主還元をさらに充実させる余力は残っていると言えそうです。